今回はXAMPPを使わずに、MariaDB単独で利用する場合のインストール方法について解説していきます。
MariaDBのインストール方法の解説をすすめるにあたって、私が使っているPCのOSは以下のとおりです。
開発環境などを構築するパッケージソフトXAMPPでもMariaDBが使えますが、XAMPPのインストール方法については、下のリンクを参照してください。

MariaDBとは
MariaDB(マリアディービー)とは、「MySQL」から派生したオープンソースリレーショナルデータベースです。
MySQLとの互換性を保ちつつも、「拡張性」、「処理性能」、「高品質」が評価されて、世界中で急速にシェアを拡大しています。
新時代のスタンダードデータベースと言ってもいいでしょう。
MariaDBのインストールは世界中で数百万件の実績があると言います。
MariaDBインストールファイルのダウンロードは1日に何千回にもなるというから驚きです。
そんなMariaDBですが、使い勝手という観点では、MySQLとほとんど変わりません。
MariaDBインストールファイルをダウンロードする
まず、インストールファイルをダウンロードするために、下記リンクをクリックしてください。

MariaDBのウェブサイトを開き、「Download」をクリックします。
MariaDBダウンロードページを開いたら、「Download MariaDB Server」をクリックします。
最新バージョンをダウンロードしますが、Beta版ではなく、安定版であるStable版をインストールすることにします。
Windows64bit版「mariadb-10.4.12-winx64.msi」をクリックしてダウンロードします。
お使いのパソコンのOSに応じて、ダウンロードするファイルを選択してください。
MariaDBをインストールする
ダウンロードしたインストールファイルを起動するためにダブルクリックします。
MariaDBのインストールが開始されます。
「Next」をクリックします。
同意事項に目を通し、「I accept the terms in the License Agreement」にチェックを入れます。
「Next」をクリックします。
インストールするユーティリティなどのツールを選択します。
「HeidiSQL」はMariaDBを操作するためのGUI(グラフィカルユーザーインターフェース)ツールになります。
CUI(キャラクタユーザーインターフェース)、コマンドプロンプトでの操作に慣れていない場合、インストールしておくとよいでしょう。
ここでは、何もしないで「Next」をクリックします。
rootユーザーのパスワードの設定します。
rootユーザーは、あらゆる操作が可能になる全ての権限を持った「管理者権限」ユーザーのことです。
念入りにできる限り複雑なパスワードを設定するようにしましょう。
rootユーザーのパスワードは確認のため、二回入力します。
他のPCでリモート機能を使って、rootユーザーを操作する場合は、「Enable access from remote machines for ‘root’ user」にチェックを入れましょう。
デフォルトで文字コードUTF-8を使うかどうか確認するための「Use UTF8 as default server’s character set」には、チェックを入れておきます。
Service Name、TCP portなどはデフォルトのままでも構いません。
変更せずに、そのまま「Next」をクリックします。
フィードバックプラグインを有効にして、匿名で利用情報を通知しない場合は、「Enable the Feedback plugin and submit anonymous usage information」のチェックをはずしましょう。
「Next」をクリックします。
「Install」ボタンをクリックします。
インストールが完了するまでしばらく待ちましょう。
インストールが完了したら、「Finish」ボタンをクリックします。
これで、MariaDBのインストールが完了しました。
MariaDBを接続する
MariaDBを接続してみましょう。
Windowsのスタートメニューから「MariaDB」を探し、その下層の「MySQL Client」をクリックします。
「Enter password:」と表示されるので、インストールする際に設定したrootパスワードを続けて入力します。
下の画面が表示されれば、MariaDBとの接続は成功です。
以上、今回は、MariaDBのインストール方法の解説でした。
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