こんにちは、タクローです。
Accessでテーブルを作成する時、主キーを設定すると思います。
その主キーとして、よく利用するのが、「オートナンバー型」。
データを登録していくと、自動的に採番してくれるから、とても便利ですよね。
今回は、この自動採番を初期化する方法について解説します。
便利なオートナンバー型
主キーには、重複することのない一意に識別できるデータを登録していきますが、そんなデータのデータ型、「オートナンバー型」ってとても便利ですよね。
自動的に採番していってくれて、ユーザーが気にする必要がないところにとてもメリットがあります。
クエリを作成したり、レポートを作成したりする時、実際に使い始める前にテスト用データを登録して、ちゃんと出力されるか確認するケースって結構あると思います。
テストデータでいろいろ試してみて、いざ実際に使い始める時に、この「オートナンバー型」である主キーのデータを初期化したい時ってありますよね。
例えば、本番運用で一番最初の主キーが「20番」って何となく気持ち悪かったりするわけです。
せっかくだから「1番」から始めたい!
そんな方のために、「オートナンバー型」を初期化する方法を解説していきます。
「オートナンバー型」の初期化方法
それでは、具体的に「オートナンバー型」の初期化方法を解説していきます。
とは言っても、実は解説するというほど、難しくありません。
まず、初期化したい「オートナンバー型」の主キーが含まれるテーブルのデータをすべて削除してください。
初期化したいテーブルが複数ある場合は、すべてのテーブルでデータを削除してください。
その後、「データベースツール」メニューの「データベースの最適化/修復」をクリックしましょう。
すると、1件もデータがない全てのテーブルに含まれる「オートナンバー型」の自動採番が初期化されます。
たった、これだけ。
たった、これだけで「オートナンバー型」の自動採番を初期化できるんです。
ちなみに、今回、解説するのに使った私のAccessのバージョンは「Access for Microsoft 365」です。
そもそも、データベースの最適化、修復って何?
「オートナンバー型」の自動採番を初期化する時に使う「データベースツール」メニューの「データベースの最適化/修復」。
見た感じ、自動採番を初期化するだけに使われるものではなさそうですよね。
じゃあ、「データベースの最適化/修復」って、いったい何をするためのものなのでしょうか?
データベースを使っていると、すぐにファイルサイズが大きくなり、パフォーマンスに悪影響を及ぼすことがあります。
最悪、データやファイルが破損したりして、開けなくなってしまう場合も考えられます。
それを回避するために、「データベースツール」メニューの「データベースの最適化/修復」があるのです。
「データベースの最適化/修復」を使うことで、不要なデータ、領域が削除され、ファイルサイズを小さくします。
その結果、パフォーマンスの改善につながることがあるのです。
ただ、「データベースの最適化/修復」を使う前に注意しておきたいことがあります。
それはデータベースの最適化をする時、他のユーザーがそのデータベースを使用していてはいけないことです。
もし、他のユーザーがそのデータベースを使っている最中にデータベースを最適化してしまうと、データやファイルが破損してしまうことがありますのでくれぐれも注意しましょう。
そういったトラブルに備え、最適化する前にデータベースのバックアップを取っておくことをおすすめします。
まとめ
今回は、主キーとしてよく使われる「オートナンバー型」の自動採番を初期化する方法について、解説しました。
とても簡単ではありますが、使い方を間違えると、やっかいなことになりかねないメニューでもありますので、注意しましょう。
一人で使っているデータベースであれば、特に問題もないと思いますので、データ件数が多くなってファイルサイズが大きくなってきたら、積極的に使っちゃいましょう!
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
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