
PHPの開発環境を構築するのが難しそう…

初心者だから、XAMPPがちゃんとインストールできるか不安…

XAMPPの使い方って、難しくないの?
プログラミング言語、PHPの勉強を始めようと思ったら、プログラミング開発環境を構築する必要があります。
このプログラミング開発環境の構築にハードルの高さを感じてしてしまっているPHP初心者の方は、非常に多いです。
なぜなら、PHPのプログラミング開発環境は、通常であれば次のような開発ツールが必要になるからです。
- PHP
- Apache Webサーバー
- MySQLデータベース
これら開発ツールを一つにまとめてパッケージ化したものが「XAMPP」です。
ですから、XAMPPをインストールすれば、すぐにPHPの開発を始めることができます。
初心者であれば、面倒で難しい開発ツールを用意するよりも、XAMPPをインストールしてしまった方が圧倒的に効率よく、手軽に開発環境を構築できるので、おすすめです。
この記事では、そんなXAMPPをインストールする方法を簡単に解説していきます。
初心者の方でも本当に簡単に開発環境を構築できるので、すぐにXAMPPをインストールしてPHPの勉強を始めましょう。
XAMPPとは
「XAMPP」は「ザンプ」と読みます。
XAMPPは開発ツールをひとまとめにした非常に便利なパッケージツールです。
「XAMPP(ザンプ)」とは、特徴やそれぞれ開発ツールの頭文字を取ったものです。
「X」は、さまざまなオペレーティングシステム(OS)で利用できることを意味するクロスプラットフォームの「X」です。
「A」は、Apache Webサーバーの「A」です。
「M」は、MySQLデータベースの「M」です。
一つ目の「P」は、プログラミング言語であるPHPの「P」です。
次の「P」は、これまたプログラミング言語、Perlの「P」のことです。
XAMPPは、このように開発に必要なツールが全て揃った開発環境ツールなのです。
XAMPPをインストールするだけで、すぐに開発を始めることができます。
XAMPPインストール方法
XAMPPをインストールするために、まずは下のサイトにアクセスします。
クロスプラットフォームですので、Windowsはもちろん、Linux、OS Xでインストールすることができます。
ここでは、Windows版でインストールしていくこととします。

「Windows向けXAMPP」をクリックします。
記事作成時点(令和5年6月8日)では、バージョン8.2.4でした。
インストーラをダウンロードして、ファイルをダブルクリックして開きましょう。
ファイルを開くと以下のような画面が表示される場合があります。

そのまま、「OK」ボタンをクリックして次へ進みましょう。

「Next」ボタンをクリックして次へ。

インストールする内容を選択する画面が表示されますので、こちらもそのまま「Next」ボタンで大丈夫です。

言語を選びます。
ここでは「English」を選んで、「Next」ボタンをクリックします。

次にXAMPPをインストールするフォルダを選びますが、これも特に変更せずに「Next」ボタンをクリックしましょう。

インストールする準備ができました。
「Next」ボタンをクリックして、インストールを開始しましょう。

インストールが開始されましたので、終了するまで待ちます。

PC環境によりますが、私のPCでは、結構、時間がかかりました。

もう少しです…根気よく待ちましょう。
以下の画面が表示されれば、インストール完了です。

「Do you want to start the Control Panel now?」にチェックを入れて「Finish」ボタンをクリックします。
「コントロールパネル」が表示されるまで待ちます。

表示された「コントロールパネル」は、それぞれのツールを起動したり、また細かい設定をするために使います。
XAMPPを使ってみる
それでは、実際にXAMPPを使ってみましょう。
使い方は非常に簡単です。
まず、XAMPPのコントロールパネルを起動しましょう。
インストールからの継続で、XAMPPコントロールパネルが表示されている場合は、別途、起動する必要はありません。

PHPのプログラミングをするためには、最低限、「Apache」を起動させなければなりません。
場合によっては、データベースである「MySQL」の起動が必要かもしれません。
起動するためには、「Apache」、「MySQL」の右にある「Start」ボタンをクリックします。

「Apache」、「MySQL」の文字背景が緑色に変われば、正常に起動しています。
「Start」ボタンも「Stop」ボタンに変わっているはずです。
もちろん、停止する時は「Stop」ボタンを押しましょう。
右上の「×」でコントロールパネルを終了させたとしても、タスクバーに表示されていますので、完全に終了させたわけではありません。
開発作業中はタスクバーに格納させておくことで、邪魔にならず作業に集中することができます。
プログラミングを始めてみよう
XAMPPコントロールパネルで「Apache」を起動させたら、実際にプログラミングを開始してみましょう。
まず、プログラミングして作成したファイルの保存先について、解説していきます。
XAMPPアプリをインストールした場所を覚えていますか?
特に指定していなければ、Cドライブの「xampp」フォルダだったはずです。
その中に「htdocs」フォルダがあるはずですので、探してみてください。
この「htdocs」フォルダの中に作成したファイルを保存していきます。
次に、このフォルダに保存したファイルを見る方法について解説していきます。
ウェブブラウザを開いて、下のURLを入力してエンターキーを押します。
http://localhost

ブラウザで上のようなページが表示されれば、正常に「Apache」が動いていますので大丈夫です。
実はこのページは、初期データとして「htdocs」フォルダに保存されているファイルをもとに表示されたものなのです。
上のページが表示されたことを確認できたら、「htdocs」フォルダ内は全て削除して、新たにプログラミングしたファイルを保存していって問題ありません。
まとめ
この記事では、PHPの開発環境を自分のPCに構築するため、XAMPPをインストールする方法について、解説しました。
実際にインストールしてみると、とても簡単ですぐに開発環境の構築ができることがご理解いただけたと思います。
このように簡単に開発環境を構築できてしまうことも、PHPの強みかもしれませんね。
PHPは比較的、簡単に習得でき、故にとても人気のあるプログラミング言語です。