こんにちは、タクローです。
コーヒー好きの方の中には、ミルクが入ったコーヒーもよく飲むという方もいらっしゃると思います。
アレンジされたコーヒーとして、「カフェオレ」、「カフェラテ」は誰もが聞いたことがあると思います。
そんな「カフェオレ」、「カフェラテ」ですが、これらの明確な違いがわかりますか?

そんな疑問をお持ちの方にとって、今回の記事はお役に立てるはずです。
どうぞ最後までお付き合いください。
「カフェオレ」であろうが、「カフェラテ」であろうが、どちらもミルクが入ったコーヒーということで考えれば同じものです。
ただ、そうは言っても名称が異なるわけですから、その明確な違いがあるはず。
今回はそんなミルクが入ったコーヒーについてまとめてみました。
目次
ミルクが入ったコーヒーでもさまざま
子どものときによく飲んだ「コーヒー牛乳」。
遠い昔、学校給食にも出てきた記憶があります。
銭湯に行ったとき、お風呂上りのコーヒー牛乳。
最高でした!
それはさておき、文字通りコーヒーと牛乳が混ぜられたものが「コーヒー牛乳」ですが、「カフェオレ」や「カフェラテ」と何が違うのでしょうか。
そして、「カプチーノ」や「カフェモカ」。
これらもミルクが入れられたコーヒーのことです。
今回、以下5種類のコーヒーの違いについて解説していきます。
- カフェオレ
- コーヒー牛乳
- カフェラテ
- カフェモカ
- カプチーノ
カフェオレ
カフェオレはドリップ抽出したコーヒーに温めたミルク(スチームドミルク)を入れたものです。
コーヒーが50%、ミルクが50%になるように作られます。
カフェオレというのはフランス語で、「レ」はミルク(牛乳)の意味があります。
カフェオレは、コーヒーの味が薄く、マイルドな味わいとなります。
そんなカフェオレですが、コーヒーとミルクを同時に高い位置から勢いよく注ぎ、ほどよく泡立てて飲むのが本格的な楽しみ方と言われています。
慣れていないと、ビチャビチャと周りに飛び散って、散々な目に遭いそうですよね。
コーヒー牛乳
コーヒー牛乳は牛乳にコーヒーを加え、砂糖などで味付けしたものです。
「牛乳にコーヒーを加える」というのがポイントで、要は牛乳がメインなのがコーヒー牛乳というわけです。
カフェオレよりも牛乳の量が多いため、子どもでも飲みやすいのが特徴です。
カフェラテ
カフェラテはエスプレッソに温めたミルク(スチームドミルク)を入れたものです。
エスプレッソが20%、ミルクが80%になるように作られます。
カフェラテはイタリア語で「ラテ」はミルク(牛乳)の意味があります。
エスプレッソは苦味が多く、濃厚な味わいとなりますので、もともと少量で飲む特徴があります。
ですから、ミルクを多めに入れてカフェラテにすることで、飲みやすくしているのです。
苦味があってコクがあるけど、牛乳の甘味も味わえるのがカフェラテです。
ドリップコーヒーにミルク(スチームドミルク)を加えたものをカフェオレ、エスプレッソにミルク(スチームドミルク)を加えたものをカフェラテというわけです。
ここでちょっと話しが脱線しますが、ドリップコーヒーとエスプレッソについて説明しておきます。
ドリップコーヒーは、紙フィルタなどを使ってコーヒーを抽出します。
エスプレッソは、エスプレッソマシーンを使って高い圧力をかけ、30秒ほどの短時間で抽出します。
エスプレッソは酸味が少なく、苦味が多い深煎り豆を使ってコーヒーを抽出します。
ですから、抽出されたエキスには苦味があって、濃厚な味わい、またコーヒーの旨味が濃縮しています。
意外と思われるかもしれませんが、そんなエスプレッソはドリップコーヒーよりカフェインが少ないことでも知られています。
カフェモカ
カフェモカは、エスプレッソに温めたミルク(スチームドミルク)を入れ、さらにチョコレートシロップで味付け、ホイップクリームを乗せたものです。
ベースはエスプレッソですが、イタリアではなくアメリカが発祥の地です。
チョコレートシロップを加えることで甘くなり、カフェラテやカプチーノとはちょっと変わった風味を楽しめるのが大きな特徴です。
カプチーノ
カプチーノはカフェラテ同様、イタリア発祥のコーヒーです。
そもそも「カプチーノ」とはカトリック教会一派であるカプチン会の修道士を指します。
そんな彼らが着るフード付きの修道服であるカプッチョに似ているところから「カプチーノ」と名付けられたと言います。
カプチーノはエスプレッソに温めたミルク(スチームドミルク)と泡立てたミルク(フォームドミルク)を入れたものです。
カプチーノは泡立てたミルク(フォームドミルク)があるために、熱が逃げにくくなります。
そのため、低い温度で作られることが多いです。
カプチーノは、エスプレッソ30%、温めたミルク(スチームドミルク)30%、泡立てたミルク(フォームドミルク)40%の割合になるように作られることが多いようです。
最後に、カプチーノとカフェラテを比較してみましょう。
泡立てたミルク(フォームドミルク)を入れたものがカプチーノ、泡立っていないミルク(スチームドミルク)を入れたものがカフェラテです。
また、カプチーノは泡の部分が多く、エスプレッソと温めたミルク(スチームドミルク)が同じくらいの割合で作られます。
一方、カフェラテはエスプレッソの割合よりミルクの割合の方が多いです。
そのことからも、カプチーノは、カフェラテより苦味があり濃厚な風味を味わうことができるのです。
まとめ
今回のメインテーマである「カフェオレ」と「カフェラテ」の違いについて簡単にまとめていきます。
まずカフェオレはフランス、カフェラテはイタリアが発祥です。
両方ともミルクを加えるのですが、カフェラテの方がより多くのミルクを加えて飲まれます。
そして、一番大きな違いが、ベースとなるコーヒーです。
カフェオレはドリップコーヒー、カフェラテはエスプレッソ。
そのため、風味にも違いが出てきます。
カフェオレはマイルドな味わい、カフェラテは苦味があり、コクがある味わいになります。
カフェオレ、カフェラテ、2つの違いがはっきりわかったところで、飲み比べてみてはいかがでしょうか。
何か新しい発見があるかもしれません。
それもまたコーヒーを飲む楽しみです。
いつもブラックを飲んでいる方も、たまには気分転換でミルクを入れてコーヒーを楽しんでみてください。
私はブラックコーヒー派です。
いつもブラックコーヒーばかり飲んでいるのですが、ミルクを入れたコーヒーが飲みたくなったところで、今回の記事を終わらせていただきます。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。