こんにちは、タクローです。
今回は、XAMPPをこれから使っていく方、あるいはXAMPPをインストールしたばかりの方に向けて、記事を書いていきます。
XAMPPをインストールすれば、ローカル環境で開発を進めていくことになるでしょう。
ただ、ローカル環境で作業していくのであれば、誰しも使いやすい環境で開発していきたいと思うはずです。
今回は、そんな初心者の方に役立つ情報を発信していきます。
目次
ドキュメントルートとは?
ドキュメントルートとは、PHPなどのプログラムファイルが置かれたフォルダの一番上位の階層のことを言います。
みなさんはXAMPPをどこにインストールしましたか?
XAMPPをインストールしたのが、「C:\xampp」であるならば、ドキュメントルートは「C:\xampp\htdocs」でしょう。
ブラウザにURL「http://localhost/」を指定すれば、「htdocs」フォルダに置かれたプログラムファイルが実行され表示されます。
言い換えれば、URL「http://localhost/」で呼び出すプログラムがドキュメントルートに該当するということです。
ドキュメントルートを変えてみよう
デフォルトではドキュメントルートは「htdocs」フォルダということになります。
XAMPPをインストールしたのがCドライブであれば、Cドライブを開いて作業していくことになります。
みなさんの中には、Cドライブのフォルダで作業するのに抵抗がある方もいらっしゃるでしょう。
また、バックアップを取る関係で、Cドライブ上に作業フォルダがあっては都合が悪いという方もいらっしゃるでしょう。
そんな方のためにドキュメントルートを変更する方法を解説します。
簡単にできてしまいますので、興味がある方はすぐにトライしてみてください。
httpd.confファイルを書き換える
ここから先はXAMPPのインストール先フォルダが「C:\xampp」であるものとして、話しを進めていきます。
みなさんのインストール先フォルダが「C:\xampp」ではない場合は、適宜インストールしたフォルダに置き換えて読み進めてください。
まず下記フォルダを開いてください。
その中に下記ファイルがありますので、それを探しましょう。
このファイルをメモ帳などテキストエディタで開いてください。
次に下の2行が描かれた箇所を大変ですが探しましょう。
DocumentRoot "C:\xampp\htdocs"
見つかりましたか?
この2行を書き換えていきますが、その前に好きな場所に作業用フォルダ、つまり新しいドキュメントルートを作っておきましょう。
仮にDドライブに新しいドキュメントルートを作ることとします。
それでは、ファイル「httpd.conf」中の先ほどの2行を下のように書き換えます。
#DocumentRoot "C:\xampp\htdocs" #DocumentRoot "D:\sample"
「#」を文頭に書けば、コメントアウトできます。
元に戻す可能性もゼロではないでしょうから、元の2行はコメントアウトしておくこととします。
書き換えたら、「httpd.conf」を上書き保存して閉じましょう。
最後にApacheを再起動します。
Apacheを再起動しないと書き換えた内容が反映されませんのでご注意ください。
これでドキュメントルートが変更されました。
実際に、ブラウザにURL「http://localhost/」を指定して動作を確認してみてください。
Dドライブの「sample」フォルダに置かれたプログラムファイルが実行され、表示されていることが確認できるでしょう。
ドキュメントルート変更、これだけで完了です。