こんにちは、タクローです。
今回はコーヒーと二日酔いに焦点を当ててみたいと思います。
大人になりお酒を飲むようになれば、多くの人が二日酔いを経験するでしょう。
お酒を飲んだ翌朝、頭痛や吐き気、食欲がなくなるなど、二日酔いの症状もさまざま。
何か予定が入っている時に限って、二日酔い。
つらいですよね。
そんな時、コーヒーが効果的なんです。

今回の記事は、そんな疑問をお持ちの方に、お役に立てるのではないでしょうか。
目次
アセトアリデヒドとは?
なぜ、二日酔いになるのか。
まずはここから解説していきましょう。
肝に運ばれたアルコールは、酸化されてアセトアリデヒドになります。
アセトアリデヒドを分解して、体の外へ出してやることで、酔いから冷めることができるのです。
しかし、このアセトアリデヒドが分解されていないことが原因で、二日酔いが引き起こされます。
アセトアリデヒドは毒性が強く、これがいつまでも肝に残っていると肝臓を傷めてしまいます。
アセトアリデヒドを分解する物質とは?
わたしたちの体には、アルデヒド脱水素酵素(ALDH)という物質があり、これが有害物質であるアセトアリデヒドを分解してくれます。
アセトアリデヒドを分解してくれるALDHには、アセトアルデヒドの濃度が低いときに働く「ALDH2」と、濃度が高くならないと働かない「ALDH1」があります。
「ALDH2」の働きが弱いと、なかなかアセトアリデヒドが分解されずに貯まりやすくなってしまいます。
お酒に弱い人は「ALDH2」の働きが弱い人なのです。
中には「ALDH2」が完全に欠けている人もいます。
そういう人にいくら飲酒させてもお酒に強くなりません。
二日酔いのメカニズムとは?
二日酔いは、アセトアリデヒドが悪さをすることで起こるものです。
具体的に二日酔いのメカニズムについて解説していきます。
このアセトアリデヒドには血管を拡張する作用があります。
拡張することで、血管の周りにある筋肉を刺激し、痛みが生じることになります。
特に脳内は筋肉を刺激しやすいことから、頭痛が生じやすいのです。
また、アセトアリデヒドは有害物質ですので、体が拒否反応を起こします。
これが、吐き気の原因です。
コーヒーが二日酔いに効果的な理由
コーヒーが二日酔いに効果的な理由は、ズバリ「カフェイン」にあります。
コーヒーにはカフェインが含まれていることはご存じの方も多いはずです。
カフェインには、血管を収縮させる働きがあります。
アセトアリデヒドによって拡張された血管をカフェインが収縮してくれるというわけです。
結果、頭痛が改善されることになるのです。
また、カフェインには利尿作用もあります。
コーヒーを飲むとトイレに行く頻度が増えるため、アセトアリデヒドを早く体の外へ出すことができるのです。
毒素を排出することで、二日酔いが軽減されていきます。
ただ、アルコールにも利尿作用があるため、お酒を飲んだ後は脱水症状になりやすいです。
アルコールの利尿作用に、カフェインの利尿作用が加わることになるわけですから、しっかり水分補給はしましょう。
さらに、カフェインには肝機能を活性化する働きもあります。
肝臓でアセトアリデヒドの分解が促進され、これまた二日酔いが軽減されるというわけです。
コーヒーを好んで飲む人は、肝臓がんのリスクが低くなるといった研究結果も出ているくらい、カフェインの力はすごいのです。
ただ、カフェインの摂り過ぎは、体によくないので、注意が必要です。
コーヒーは一日3~4杯程度、適度な摂取を心がけるようにしましょう。
まとめ
大好きなお酒を飲んだ翌朝、つらい頭痛と吐き気に苦しめられた場合は、コーヒーを飲んでリフレッシュしましょう。
ただ、ブラックコーヒーは胃を刺激してしまいます。
ミルクや砂糖を加えてコーヒーを飲んだ方が、胃にやさしくておすすめです。
コーヒーが二日酔いに効果的なことは十分ご理解いただけたとは思いますが、その前にお酒の飲みすぎには十分注意しましょう。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。