こんにちは、タクローです。
金魚を飼う時、大きな水槽で飼った方が、金魚が大きくなるって聞いたことありませんか?
はたして、これって本当なのでしょうか?
今回は、この真偽をはっきりすべく、記事を書いていきたいと思います。
最後まで、どうぞお付き合いください。
目次
大きな水槽で飼うと金魚が大きくなる?
答えは、正しくもあり、間違いでもあります。
なぜ、そう言えるのか、これから解説していきます。
まず、小さい水槽で飼っていると、水質が変動しやすくなります。
「水質の変動」というのは、多くの場合、「水の汚れ」のことを指します。
金魚のフンやエサの食べ残しが「水の汚れ」の原因になるわけですが、水槽が小さければ小さいほど、水が汚れやすくなります。
フンを分解するのは、バクテリアの役割ですが、小さい水槽だと、バクテリアの分解作用が追い付いていかないからです。
一方、大きい水槽では、水の容量が多い分、バクテリアの分解作用も十分です。
結果、水が汚れにくいので、「水質の変動」が起こりにくいということになります。
このことから、水槽の水の汚れるスピードは、水槽の大きさに比例すると言えるでしょう。
今回の疑問に対する答えのキーワードは「水質の変動」、「水の汚れ」にあるのです。
水質が変動しやすい、水が汚れやすいとどうなる?
水質の変動が起こりやすい(水が汚れやすい)水槽だと、当然、魚は調子を落とすことになります。
結果として、長く生きられなくなってしまうことも十分考えられます。
逆に、水質の変動が起こりにくい大きな水槽で飼えば、いつまでも元気で長生きする可能性が増えるでしょう。
これが、「大きい水槽で金魚を飼うと、小さい水槽で飼うより大きく育つのか?」という疑問の答えです。
ただ、小さい水槽でも頻繁に水替えして、安定した水質を保つことができれば、いつまでも元気で長生きするでしょう。
つまり、金魚が元気よく大きく育つのと水槽の大きさは、間接的な因果関係はあっても、直接的な因果関係はないのです。
あくまで、水槽は大きい方が飼いやすいし、魚にとっても良い環境になりやすいということです。
要は、可能性の問題です。
冒頭で「答えは、正しくもあり、間違いでもある」と言ったのはこのような理由のためです。
まとめ
金魚を飼う時、大きな水槽で飼った方が、金魚は大きくなるのか?
この疑問の答えを探るべく、今回、記事を書かせていただきましたが、金魚を飼う上で重要なことは、「水質の変動が起こりにくい水槽で飼育する」ということでしょう。
水槽は初めは小さくてもいいですが、水槽が小さくなってきたと感じたら、大きな水槽に移してあげる。
日頃から、金魚の様子を見てあげることが大切で、常に「金魚とのコミュニケーション」を図る努力が私たちには必要なのです。
最後まで、お付き合いいただき、ありがとうございました。